なんでだろ。
ふと
カレのことを思い出した。
2000年を超える永いナガーイ間
海の底に沈んでいた
ギリシャ古代彫刻
踊るサテュロス。
1998年に
シチリア島沖で海底から引き上げられ
ローマ中央修復研究所で4年かけて修復。
今から7年前の2005年に
愛知万博で展示された後
東京の国立博物館に カレは来た。
日本での展示は
これが最初で最後だろう、といわれた
その一体のブロンズ像は
手が届くくらいの場所で
誇らしげに
踊っていました。
躍動感がハンパない。
海底で浸食されて
ボロボロなのに
ものすごく 美しかったなー。
そんで
会場の隅っこから
スケッチさせてもらった思い出があります。
ちゃんと話すと
そんなワガママも
許していただけるんですね。
おかげさまで、
いい時間でした♪
壊れたブロンズ像を蘇らせようと
4年間、努力し続けた人達の情熱を感じました。
古代ギリシャの彫刻家も
空の上で 踊って喜んだことでしょう。
今日は
キャンバスの下地作り。
真っ白に。
何度も塗り重ねます。
生まれ故郷の
雪景色のようです。
サテュロスも
生まれ故郷の街の博物館の中で
踊り続けているそうです。
そうね。 続けるコトが、大事。