「愛車を手放すと決めて
絵に残そうと思った。」と
ご連絡をいただき、胸が熱くなりました。
年齢のことも考えて、大きいバイクを降り
乗りやすいものに変えるとのこと。
自分の体調に合わせて
乗り方を変えることは
バイクを長く楽しむ、大切なポイントですね。
今回の絵は、F12号のアクリル画。
606mm×500mmと、かなり大きい絵です。
筆を持つ右手が、絵をこすらないよう
手袋をして製作します。
とことん描きこむことが出来て
充実した2か月でした。
思い出の愛車
HONDA CB1100F
SUZUKI GSX1100 カタナ
優しい夕陽が、思い出を
いつまでも照らしますように。
オーダーありがとうございました。
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8月上旬、
この絵を描いている時
東本昌平さんがお亡くなりになったことを
知りました。
数年前に海辺のカフェで何度かお会いして
私の絵を見てくださったこと。
握手してくれた、大きな暖かい手
走り去って行く後ろ姿
握手した右手で
バイクを描いていると
いろんなことを思い出しました。
無念を思うと、胸が痛みます。
東本さん、私はこちらで
もう少し頑張って絵を描いていきます。と
筆を取りながら、
心の中で誓った(一人勝手にだが)
特別な、一枚の絵になりました。