「大好きなプレスリーを描いてほしい」と
オーダーのご連絡がありました。
モノトーンのポスター写真を、カラーに。
そして
このフィギュアの衣装の色にしてほしい。とのご希望です。
エルビス・プレスリーは超有名なスーパースター。
数々のヒット曲も
お姿も声も、もちろん知っています。
(ちなみに私は ”A Little Less Conversation” が大好き)
私が子供の頃、亡くなったとニュースで報道していた記憶があります。
子供だったので、人物や歴史について
詳しいことは、あまり知りませんでした。
ということで、さっそく
昨年話題になったこの映画を。
うむ、よくできている!と感動。
そして、初めて
才能あるがゆえ、悲しい運命をたどった人だと知りました。
エルビス役の俳優さんの演技は秀逸でしたが
やはり本人の画像も見たい。と調べて
ドキュメンタリーの「エルビス拷問された魂」も見ましたよ。
タイトルが悲しすぎる。。しかし
それが大げさではなかった彼の生き様を知りました。
輝かしい成功。
そして、彼を引き込む深い闇。
前置きが長くなりましたが(笑)
今回は、アクリル絵の具で製作しました。
光を降り注ぎました。 |
ポスター写真の背景は黒でしたが、
私は、エルビスがステージで感じていた
まばゆいほどの「強烈な光」を描きたいと思いました。
デビュー当時、保守派の人々から
「ダンスがセクシーすぎる」と問題になり
逮捕されそうになったり。
「ロックンロールは青少年の非行の原因」と非難されたり
いわゆる黒人音楽が隔離されていた時代に
その素晴らしい音楽を、
人種の分け隔てなく初めて歌った白人がプレスリーでした。
特徴的な「革カバー」はカービングが美しい。(描くのは大変)笑
ELVIS PRESLEYと、名前も入っています。
このギターは、マーチンD-28
叩くようにかき鳴らし、よく弦を切っていたそうです。
毎日、朝から晩まで
エルビスを聴きながら描きました。
晩年は、薬物の過剰摂取で健康を害し
体重も増えてしまいました。
それでも、亡くなる6週間前
最後のコンサートの歌声は素晴らしく、心が震えます。
ステージに降り注ぐ”光”のアイデアも、喜んでいただきました。
オーダーありがとうございました。
ちなみに、プレスリーとタンデムして
KAWASAKI W800で画材屋さんへ走りました♬
偶然にも
先月に描いた、ロバート・ジョンソンに続き
今回は、King of Rock’n Roll エルビス・プレスリーとは。
伝説のミュージシャンのオーダーをいただきました。
優れた音楽を聞きながら
歴史を学び
有意義な時間を過ごせたことに、感謝しています。