ペルセウス流星群の絵を、
背景に入れてほしい。と
オーダーをいただきました。
そして
送られた写真には
とびきり明るい笑顔の 女の子が映っていました。
21歳の若さで
この世を去ることになった
その女性の命日は、1985年 8月 12日。
誰もが記憶に残る 大きな航空事故でした。
1985年の夏、
Mさんが働いていた バイク屋さんに
遊びに来た彼女と 一緒に並んで、
カメラのシャッターを押したのですが
フイルムが足りなくて 映すことができず
「また いつでも撮れるから」と
笑って別れたのが 最後になるとは、
夢にも思わなかったあの日。
果たせなかった約束を、絵で再現して
御巣鷹山に届けたい。とのご希望でした。
資料となる画像も限られており
数少ない写真から、想像して描く作業でした。
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彼女の運命を想い 描きながら 何度も涙をこらえました。 |
彼女らしい、元気な笑顔に。
奇しくも
大規模なペルセウス流星群と重なった日でした。
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絵を描く前に、事故について情報を集めましたが
改めて 知るほどに 辛かった。。
色々な想いを込めて、製作しました。
そして先日、Mさんから
御巣鷹山に登り「思い出の小屋」に
絵を置いて来た。とご連絡を頂きました。
お写真 ありがとうございました。 |
空の上の彼女に
Mさんのお気持ちは、きっと
届いたことでしょう。
オーダーありがとうございました。