一昨日、届いた一冊の本。
「傘も差せない 不安定な乗り物の上から」
友人の 大森茂幸さんが書いた小説です。
10月7日から開催された、苗場 VIBES MEETINGで
刷り上がったばかりの本を 届けてくれました。
(イベント中に完売したので、このとき私は まだ読めず)
「ミナコさんに 早く見せたくて。」と
大雨の中
何度も 電話で場所を確認しながら
ブースを探してきてくれた
びしょぬれの大森さん。
背負ったリュックの中から
取り出された本を 目にしたとたん
嬉しすぎて
涙が出そうでした。
あれは
2013年3月のことでした。
ブログにも書いています。今日のTARO'Sと パンヘッド
大森さんと
稲村ケ崎のTARO'Sで待ち合わせました。
「本を出したいと 思っています。」
「実現するのは いつになるか。
まだ はっきり言えないけれど」
真剣な気持ちが伝わってきました。
そして
分厚い原稿を渡されて
「イラストを、ミナコさんに描いてほしい」
思い出の風景とのこと |
大森さんからの要望は、ひとつ。
「 このベンチを、絵の中の どこかに入れてほしい。
あとは ミナコさんの感性で。 お任せします。」
これは、一大事だ。
手に汗を握りました。
しかし
私を 選んでくれた"気持ち"に応えたい。
その一心で
原稿を 受け取りました。
それからは 小説との真剣勝負。
読んで、感じて
時には 涙して
見えてきた風景を 絵にしました。
その日から4年の間
時おり、大森さんから
電話があり
進捗状況を報告してくれました。
出版にまつわる 厳しい現状を
何度も 聞きましたが
けして諦めていない。
それは
毎回、声から 伝わって来ました。
本気で 頑張っている人に
ガンバッテクダサイと言えない私は
「楽しみに待っています!」と答えていました。
そして
VIBES苗場の数日前に
力強い声で 電話があり
出版が決まったことを知ったのです。
長い年月を経て
大森さんの情熱と
努力が詰まった本が、私の手元にあります。
雨の匂いや 風を感じ
見上げる空の色が 見えてきます。
主人公の声、
エンジンの音も 聞こえてきます。
涙が出ました。
バイカーによる、バイカーのための物語。
もちろん、
バイクに乗らない人にも読んでほしい。
"この世界"を 感じてほしい。と思います。
うれしい記念写真。 大森さん、拓さん ありがとうございました。 |
記念すべき バイカーノベルの誕生に
私も 少しだけ 参加することができて
心が震えました。
発売は 11月15日から。
そして昨日から Amazonで 取り扱いも開始されているそうです♫
キャー♡ |
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あなたの愛車を、1枚の絵に。
こころを込めて製作します!
愛車の絵描き 鈴木ミナコ
● 詳しくは、HPをご覧下さい。
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