DUCATI 3

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2023年4月8日土曜日

海で亀を助けた話。

 



昨日の暴風雨がウソのような青空。

すっかり夏日和です。









朝の買い物ついでに、自転車で

海を見に行きました。





おおー荒れてるね。なんて




目を細めていたら

草むらから何かが出て来て、小さな影が動いています。








カサコソと動くそれは






幼い亀でした。

(え、なんで海に亀!)

ウミガメじゃないし







とにかく動きまわる亀。




ジョギングの人や

波乗りの自転車が交差するサイクリングロードを

障害物競走さながらに駆け抜けていました。






もしかして、これは飼われていて

ペットのお散歩か。とも思い





「飼い主さん、いませんか~?」と心の中で叫びながら

周りを見渡しました。





しばらく待ってみましたが、誰一人普段と変わらず

ここに亀がいることすら、気が付かない様子。





とりあえず

近くにいた、子供連れの若いお母さんに声をかけてみました。

子供が喜んでくれて

ひとしきり遊んで帰っていきました。






そうして

誰の物でもない亀と、私が残され





歩き疲れたのか、

私の足先で止まった亀。




これペットショップでよくある

「目が合ってつい飼ってしまう症候群」だろ。





一瞬、ウチに連れて帰って保護することも考えました。

しかし家にはネコがいるから、ちょっと難しい。

心を鬼にして、このまま放置するか。

でもまだ小さいし、踏まれてしまうかも。。と

グルグル考えました。






カメ、カメ、カメと思いを巡らせて

うってつけの場所を思い出しました。







「とりあえずそこに移動させよう」と決心。

背中のリュックから取り出した、薄い袋に亀を入れ

片手に載せたまま、自転車で走りましたよ。






「亀レスキュー隊」

頭の上に回転灯を付けたいくらい

慎重に急ぎました。







袋の中でも元気に動き回って

手のひらがくすぐったい。




一度、突き破って顔を出したり(笑)

大変だったけど可愛いから許す。











スタンドがなくて寝転ぶピスト


なんとか到着。

この池には、昔から亀がいるんです。





水際の茂みで、そっと袋から出すと

転がるように歩いて行きました。






先輩にちゃんと挨拶するんだよ。

さらば亀、達者でな。と

幸運を祈りました。









亀と自転車に乗ったのは、初めてでした。





「海で亀を助ける」って、浦島太郎か。笑





玉手箱を開けて、おじいさんになる話でしたね。

これから箱を開ける時は、気を付けます。