2012年1月29日日曜日

踊るサテュロス





なんでだろ。





ふと

カレのことを思い出した。

























2000年を超える永いナガーイ間
海の底に沈んでいた
ギリシャ古代彫刻

踊るサテュロス



1998年に
シチリア島沖で海底から引き上げられ
ローマ中央修復研究所で4年かけて修復。



今から7年前の2005年に

愛知万博で展示された後
東京の国立博物館に カレは来た。



日本での展示は
これが最初で最後だろう、といわれた
その一体のブロンズ像は


手が届くくらいの場所で

誇らしげに
踊っていました。

躍動感がハンパない。

海底で浸食されて
ボロボロなのに

ものすごく 美しかったなー。


そんで
会場の隅っこから
スケッチさせてもらった思い出があります。

ちゃんと話すと
そんなワガママも
許していただけるんですね。

おかげさまで、
いい時間でした♪






壊れたブロンズ像を蘇らせようと
4年間、努力し続けた人達の情熱を感じました。

古代ギリシャの彫刻家も
空の上で 踊って喜んだことでしょう。


























今日は
キャンバスの下地作り。

真っ白に。

何度も塗り重ねます。





生まれ故郷の
雪景色のようです。










サテュロスも
生まれ故郷の街の博物館の中で
踊り続けているそうです。




そうね。  続けるコトが、大事。